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コミュニティビジネス販路拡大支援センター(コミット・commit)


【報告】11/17第27回『感 Do Up!コミット会』開催
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11/17に第27回『感 Do Up!コミット会』を開催しました。
『感 Do Up!コミット会』では、今期より各回でテーマを決め、それに関連した活動をされている事業者の方に発表していただいていますが、今回は県外のコミュニティビジネスで成功されている方を講師に招き、特別基調講演を行いました。今回は葉っぱビジネスで有名な徳島県上勝町の株式会社いろどり 代表取締役社長 横石 知二氏に「葉っぱビジネスから見えてくるCBの仕組みと発展性」と題してご講演いただきました。
最近では、携帯電話通信会社のTVCMでもよく見かける株式会社いろどりですが、この「葉っぱビジネス」をスタートさせたのは横石氏です。山間部の田舎では、どこにでもある「葉っぱ」を"つまもの"、つまり日本料理を美しく彩る季節の葉や花、山菜として商品にし、ビジネスとして成立させる。これは、横石氏が「これはビジネスになる!」と直感で感じたところから始まったといいます。
徳島県上勝町は、徳島市中心部から車で約一時間の場所に位置しており、人口2,000名、高齢者比率が49.5%という、過疎化と高齢化が進む町です。そこで町の半数近くを占めるお年寄りが活躍できるビジネスはないかと模索したところ、"つまものビジネス"="葉っぱビジネス"が1987年にスタートしたといいます。

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「マイナス思考からでは何も生まれない。できない理由を並べてもそこで終わる」
葉っぱビジネスを始める前は、上勝町の人たちもできない理由を並べてばかりでした。そこで、横石氏が「都会との環境の違いをもっと活かせばいい」との思いでこの葉っぱビジネス「彩(いろどり)」を始めました。当初は、「そんなどこにでもあるようなゴミを売るのは、貧しい人がすることや」と多くの人の反対があったといいます。そのなかでも、「俺はこれがやりたいんや」と信念をもって取り組まれたそうです。さまざまな困難を越えたからこそ、今があることを当時の苦労話をお聞きしました。

この「彩(いろどり)」は「葉っぱ」を採って売る、という一見シンプルなシステムですが、上勝町の人に合わせた地域独自のシステムの確立がその成功を支えています。防災無線を利用したFAXに始まり、次には高齢者用PCの開発と光ファイバーなどのインターネット環境の充実、現在ではタブレット型の携帯端末の利用など、その地域と人の特性にあった受発注システムの構築が成功要因のひとつだといいます。一朝一夕ではできないこのシステム、他の自治体も簡単にはまねできないものです。
さらに、横石氏はツボを知ることがコミュニティビジネスの成功の鍵だといいます。そのツボとは、活躍するお年寄り一人ひとりの生活習慣や特長のこと。「朝早く起きる人もいれば、遅く起きる人もいる、注文書1つをFAXで流す時間もそのツボが重要」と、ツボを踏まえたうえでマネジメントをしなければコミュニティビジネスは成功しない、と横石氏いいます。

「人は誰でも主役になれる」「人も商品も地域も出番をつくる。特に、人は必要とされると力を発揮できるんや」「必要なのは"居場所"、"出番"、"役割"。そして、"評価"してほめること、"自信"をつけること、そして"やる気"を育てる。そうすることで人間力が上がる」「そういう意味で今の世の中では、若い人は持っている力の1割くらいしか出せていない。上勝のおばあちゃんたち見てください、顔がてかっとる。迷いがなく、一生懸命で、楽しんでいる証拠や」と横石氏は言います。

コミュニティビジネスにおけるリーダーシップについて横石氏はこう考えているそうです。
「リーダーは、自分の価値観を、想いを押しつけるのはいけない。今までのような上から指示をして「俺についてこい」リーダーシップとるのではなく、参加する人たちがそれぞれの特性を活かせるように、リーダーがそれぞれの特徴を理解して、舞台をつくってやれるか。これこそが、重要なことや。」
コミュニティビジネスにおけるリーダーシップ、さらにはマネジメントの本質を伺ったような気がしました。このような考え方の横石社長だからこそ、あのおばあちゃんのいきいきした顔をつくれるのだと思いました。

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会場には福岡を中心に佐賀、長崎、対馬、遠くは島根とさまざまな地域から約100名の方にご参加いただきました。中には今後もまちづくりのヒントを得るために上勝町に3回も行った事がある、と大のいろどりファンの方もいました。コミュニティビジネスやまちづくり、地域おこしに関っている人の参加が多く、講演終了後の名刺交換ではみなさん現場で抱える自身の課題を横石氏に相談していました。

本当に心温まる話で会場のみなさんは大満足の様子でした。