福岡でのコミュニティビジネス成功例を増やすために!



今回で30回目となる「感 Do Up!コミット会」を2月16日に開催しました。
寒い中、40名近い方に参加頂きました。
今回は「中間支援」をテーマに、福岡市でまちづくりや社会・地域貢献活
動をする団体をつなぎ、その活動を支援する3つの団体にその活動を発表し
て頂きました。
この「中間支援」という言葉ですが、普段なかなか聞きなれないと思いま
す。現在、まちづくりや社会・地域貢献活動をする団体の多くが、団体単独
の活動だけでは広がりが持てず、さらには収益の安定化につなげることが困
難で、その活動すらままならないという現状があります。
特に、コミュニティビジネス(CB)においては、CB事業者の取り組む事業分野が
、従来の「会社」では、収益性を考えると事業化することが難しかった小ロッ
トやニッチな分野のため、収益を上げることが容易ではないことがあります。
このような状況の各団体を支援するのが「中間支援」組織です。
各団体を支援する組織のため、直接的にクローズアップされることは少ない
ですが、その重要性を市民の皆様に考えてほしいと思い、今回のテーマを設定しました。
最初に、NPO法人 えふネット福岡 坂口 奈保美氏 http://fnet-fukuoka.net/
にお話頂きました。地域経済やコミュニティの活性化のために、CB起業支援・
SB創業支援を行う「NPO法人 えふネット福岡」。特に、専務理事の蓼原氏が福
岡市や県内の多くで、これからCBはじめようと考えている人向けの起業セミナ
ーを開催しています。今回は、新しい取り組みである「CB/SBのためのレンタル
オフィス紹介及び事務局代行事業」と「CB/SB事業者の他己紹介型プロフィール
誌【スパークル フクオカ】事業」を中心にその活動を発表していただきました。
CB事業者のオフィスの問題。オフィスをきちんと構えることで、事業への信頼度
が増すなどのメリットはありつつも、費用面やCB/SBへの理解不足などの問題か
らなかなかうまくいかないこともあります。今回の「CB/SBのためのレンタルオ
フィス紹介及び事務局代行事業」であるCB/SB事業者向けインキュベーション施
設"BIZ-POINT"は、事業者の抱える問題を解決し、支援できる体制が整っている
ように感じました。是非、オフィスを借りたいと考えているCB事業者に活用して
いただきたいものです。今回この事業を共同で実施する株式会社インテグレーシ
ョン BIZ-POINT事業部 マネージャー 野中 長武氏にもお話頂きまし
たが、そのCB・SB事業者の置かれている経済的状況、さらには今後社会における
必要性などへの理解が伝わってきました。
次に、NPO法人 子どもNPOセンター福岡 理事 長阿彌 幹生氏
http://www3.ocn.ne.jp/~kodomocf/ には、福岡市を中心に福岡県内の子どもの
支援に関わる団体や個人が話し合い、中間支援NPOとして2003年に設立されたNPO法
人「子どもNPOセンター福岡」のこれまでの活動をご紹介いただきました。加盟の
団体が協力して実行委員会等を結成し、「子どもにやさしいまちづくり」ネットワ
ーク推進事業やふくおか子ども白書2011の発行など多様な事業を展開しています
。さらには行政への提言活動や協働活動も行っています。CBにおいては、2004年に
厚生労働省からCBモデル事業を委託されて以来、その振興に関わっています。また、
理事の長阿彌幹生氏は「福岡市コミュニティビジネス相談窓口」を開設以来6年間
担当されています。特に、その経験からみる「CBを進める上での3つの留意点」とし
て、立ち上げ時のまわりの反応を理論化した262理論や、行動心理学としての「みん
なが」原理など多くの事業者がぶつかる壁に対するアドバイスを頂きました。
最後に、NPO法人NPOふくおか 理事長 濱砂 圭子氏 http://www.npofukuoka.com/
にお話頂きました。福岡の市民活動をサポートし、「NPOをエンパワーメントす
るNPO」として12年間活動を続けている「NPO法人NPOふくおか」。福岡市NPO・ボラ
ンティア交流センターの管理運営、指定管理者として福岡の市民活動を6年半支援し
基盤を作り上げてきました。ゼロからすべてを作り上げてきたことの苦労話を話して
いただきました。
また、「NPOに必要なのは経済力」と企業とNPOをつなぎ、NPOの広報支援なども行な
うことで見えてくるNPOの課題をもとに、アドバイスを頂きました。さらに、現在行
なっている勤労者へのボランティア活動を啓発する「勤マルの日」の開催や、福岡市
コミュニティビジネス起業セミナーの企画・運営などの活動についても発表して頂き
ました。
このように一概に「中間支援」組織といっても、その設立の背景や実施している支援
内容は多種多様です。それだけ、まちづくりや社会・地域貢献活動をする団体が様々
な支援を必要としているのです。「中間支援」組織の影ながらの支援があるからこそ
福岡で活動する多くの団体が明るく元気でいられるのだと、改めて感じました。